半年休職したら復職するのが嫌になった
現実逃避し続けてきたけど、もうそろそろ本当に辞めるのか退職するのか最終的に決断しないといけない時期になってきているから、本腰を入れて考え始めた。
といっても休職直後の時期にもそのことを考えていたのだけど。
復職したい方向で一度は結論を出したので、そうするつもりの意向は会社側にも伝えてきた。
けど、復職の時期が7月から9月に延長されて以来また気持ちがふさいでしまったこともあり、やる気がなくなっていく。本当は復職するのは気が進まないのかもしれない。
改めて最近復職と退職について考えたら、新たな考えも出てきたので書いてみる。
金銭面以外の復職理由
以前と大きく考えが変わったわけではないけど、ちょっと変わったとすると、復職するのはお金のためだけではないかもしれない、ということだ。
私は会社勤めに向いてない性格ではあるけど、一方で会社に所属していたほうが助けられている点はやはりあるのだと思う。
①規則正しい生活のための強制力
仮に自分が会社に所属しているわけでもなく、家で一人で仕事しているとしたら、シャキッと決まった時間に起き、決められたスケジュールで行動できる自信はあまりないなと思った。
人間誰でもそういう面はあるかもしれないけど、私は「会社の始業時間」という決められた時刻があるからこそ早起きできる。
大学生の時、毎日毎日6時半に起きたりしなかったし、朝から授業や用事がない日はダラダラしていた。必要に迫られていなかったらわざわざ早起きしないし、眠いと思ったら二度寝する。
仕事をしていた時は疲れて早く寝たいし、起きられなくなるから22時過ぎにはテレビは消すし22時半くらいに寝ていたけど、今は24時前後が多くなってしまった。
会社勤めをすることで早く寝る、朝は辛くても無理に起きる、通勤するために歩いたり、物理的な移動をしている時間によって運動にもなって緊張感が保たれたりもする。
それが「嫌だなあ」と思うしストレスにはなっていたことは事実だけど、一方でその強制力によって助けられているところも。
私のような意志の弱い人間は、少なくとも規則正しい生活をするために強制力があったほうがいいのではなかろうか?とは思ってる。
でも、生きがいとか趣味とかを持っていない私にとって、それは(会社の強制力に頼ることは)ますます定年になったら燃え尽き症候群になりそうで危険だ。とも思う。
そこは逆に会社に頼らなくても規則正しい生活を心がけたほうがいいのでは?という考えもある。
もうひとつ会社勤めのメリットがあるなら「納期」や「大きな仕事の終わり」とか、もっと簡単なものなら「金曜日が終わった」など仕事の区切りや達成感のようなものを感じやすい気がする。
仕事や生活スタイルにもよるけど、個人で働いていたり専業主婦だとそういったものをあまり感じにくく、メリハリがつきにくいかもしれない。
ただ、そういう「納期」や「金曜日」といった区切りのような、わかりやすい目標ばかりに頼ってしまうとだんだん会社人間になり、自分で目標を見つけて生きなくなってしまう気もするから、これもまたさっきの退職後燃え尽き症候群みたいなのにつながる気もする。
会社でそういう区切りや節目があるのはいいことだとは思うけど、「それがあったほうが心身にも良いから」というメリットで復職するのは、いいのか悪いのかわからない面もある。
②他人と接触することで心のリハビリになる
これは前の会社でも思ったことだけど、なんだかんだ会社に行って人と会話することで気が紛れるというか、嫌なこともちょっと忘れている時があるのは事実だ。
だから意外と、会社という場を通じて様々な人と接しているということに関しては、嫌な面もあるようで実は良い心の刺激になっていると思う。
私は自分の体調の変化に敏感なほうなのだけど、ちょっとの不調ならば仕事しているうちに忘れてしまったりする。(でも家にいるとなると、どうしても気になるときがある。)
家庭にいてばかりだとストレスのはけ口が…と言う人がいるのも理解はできる。
会社に仲が良い人がいるいないは置いといて、普通に雑談レベルのことができる同僚がいるだけで、ほんの少し話したりするだけで意外とストレス発散になっていたりする。
たとえ会話の内容が仕事のことでも「社会と接点をもって家族以外の他人としゃべったり関わったりするということ自体」が健康な心を保つ効果がありそう。
ただこれも何か会社以外のコミュニティでも外との接点があれば、会社でなくてもいいのかもしれないけど。
③自己肯定感につながる
これも②と少し通じるものがあるけど、やはり会社勤めだと周りの人間と良くも悪くも比べられるわけで。
周りを見て、あー私普通に仕事できてるな、とか、ちゃんとミスもなくこなせてるな、ちゃんと周囲から浮かずにやってるな、みたいな風に感じたとき、無意識にそれで自己肯定感をあげてた(あがってた?)気がする。
基本的には、自分の仕事の出来に大きな問題がない(普通の業務はこなせている)っていうのは、その会社で続けられる要素になってる人も多いと思う。
私も休職前、細かいところで色々できていない点はあったものの、求められた業務はやってたし(まあ普通レベルだけど、それでもその「普通にやってた」ということで)社会貢献しているって実感を持てていたのかも。
これは良くない意味でだけど、周りと比べて自己肯定感を保ってたというのはまさに前の会社での自分のことで、前の会社では「周りより自分は優秀だ」と評価されることで自己肯定感を保ち、承認欲求満たしてたところもあった。
でもあまり成長がなく、他に尊敬できる上司もいなかったから面白くはなかったし、人と比べて「自分はできてる」と思えることだけで良いとは言い難いかも。
だから自己肯定感をあげるため…みたいな考え方もあまりよくはない気はしてる。
行くまでは嫌だけど行ったらなんとかなるのか
こういうのって、考えれば考えるほど嫌になるっていうことはまああると思う。
私みたいな状況でなくても、入社前は憂鬱っていうことは誰でもある気がするし、行ってみたら意外と大丈夫だったということは結構ありがちな気がする。
確かに、私も今の会社で「意外と大丈夫」な面(慣れたらそこまではしんどくはない)もあったけど、やはり体力的にも精神的にもきついなって時が多かった。周りの目がすごく気になったし。
でも私の配属された部署は、会社の中でも忙しさレベルは平均より少し下くらいの部署だった。それでも少々きつかったということは、これからもっときつくなるかもしれない。復職したらなんとかなるという展開に期待はしないほうがいいのかも。
それでも、たまたま運良くやりやすい環境の部署にあたったら「しばらく続けていけそう」ってことも、なくはないかもしれない。
復職するデメリット
復職するメリットを今回改めて考えてみたけど、はっきりとデメリットを上回るメリットは、やはり正直言ってお金だけだなと思ってしまった。
他にメリットを上回るデメリットとしてあるとしたら、子育てについて。
私は子どもはいないけど、元々なるべく早く子どもがほしいとは思っていて、タイミングを1年2年延ばすっていうのは(年齢的に)嫌だった。
だからって復職してすぐに妊娠しましたって言われても会社は迷惑だし、さすがにそれはやめるつもり。
会社に対して気まずいのはともかく、つわりや体調不良で遠距離通勤するのもちょっと(いやかなり)しんどい。妊娠していても産休に入るまで時間がかかるし、私のへっぽこ体力と豆腐メンタルではかなりきつそう。
今はちゃんとご飯を作ったり家事するので少し余裕がある程度なのに、これで働いて、子どもの世話までできるのか?いや、絶対私には無理だ…って思って吐きそうになる。
それに近い将来、うちの両親が高齢で遠方にいるので遠距離介護の問題もでてくるかも…など。挙げれば復職が難しい理由はいくらでもある。
それでもできるところまでやってみる
さっきお金の話を出したけど、子どもを生みたいからこそお金が必要→復職っていう考え方もあって、共働きじゃないと正直不安があるのは事実。
だから嫌な気持ちしかないけど、今の私には他の仕事もないし、別の稼ぐ手段もない。やれるところまでは続けてみようかって思ってる。
ただ、「やっぱり無理」ってなった場合にすぐ辞めますとも言いにくいから、決断が難しいのかもしれない。でも「すぐ辞めますって言ってしまうことになっても仕方がない」という考えでやっていこうと思う。そのくらいの気持ちじゃないと今の私には続けられない気がする。
嫌だけど、今の私にはどれだけ考えても辞める選択肢のリスクをとる決断ができなかった。
ということは、今のところは復職が最善なのではないかという気がするから、少し頑張ってみよう。
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