30歳が転職エージェント(リクルート、DODA)に登録してみた結果。

2020年4月14日

去年の今、もうすでに桜が満開でお花見日和だったのを覚えています。

今年はやっぱりちょっと遅めなんだな、などと思いながら桜の風景を思い出し、去年からあまり変わっていない自分に少々焦りを感じたりしました。


このブログでも数年前から時々「転職したい」「今の会社を辞めたい」と言っていましたが、今が一番本格的に転職活動っぽいことをしているような気がします。

前から転職に向けて情報を集めてはいたけど、ほとんど転職サイトの求人を閲覧して様子をうかがっていただけ、決して懸命に活動したわけではありませんでした。

そんなに条件がよくて魅力的な求人が多くあるはずもないし、結局無理に転職するメリットのほうが今の会社で我慢するデメリットを上回る自信がないと考えていたからです。

今の会社はなんだかんだいって仕事内容(ノルマがないし、大きなプレッシャーもない事務系の職種)のわりには、給与や待遇は良いほう。産休や育休は取れると思うし、マイペースでぬるい職場なので、給料だけもらって生活の安定を目指すのであればそれほど悪くはない。


ただ、「こんな職場にいたくない」という気持ちがそれを勝って、この1年、そして特にこの半年、そういう思いになることが本当に本当に多かった。

昨今の体調不良の理由の一つががストレスではないかというのは、あながち間違ってない気はしていた。

それでやっとかっと重い腰を上げて転職サイトの職務経歴書を書き直すと同時に、初めて転職エージェントに登録してみようと思ったというのが今日の本題。

photo by やよい

私が登録したのはリクルートとDODA

ちなみに私、これといった専門スキルや資格もほぼなく、広報と事務職の端くれの経験しかない30歳の私なので、転職市場からしたら別に、特に魅力的な人材ではないと思う。

しかも、やや特殊な業界にいるので、私の市場価値があるとしたら同業他社くらい。そして、今の会社に来て、あと数ヶ月で5年がたつことになる。

5年も続けたことを思うと、これまでの職歴で一番長いし本当によく我慢した。我慢するのがいいとは思わないけど、継続するということは何にせよ素晴らしいことなので、好きじゃない職場に毎日行き続けた自分のことは否定せず褒めてあげたいとは思ってる。

転職の話に戻りますが、せめて外国語がすごく出来るとかそういうのであれば少しは強みになるだろうけど、残念ながらTOEICは700点程度で会話力はほぼ0に等しいし、勉強してもっと点数が取れたとしてもすぐに仕事で通用するほどではない。

結論からいえば、私のような人間にはエージェントは合ってなかったなと思いました。

もし専門的なスキルを使って仕事をされている方、求める会社が多い経験を持っている方であれば少し違ったかもと思いますが、私のように特別なスキルのない事務職の方にはエージェントはおすすめしないです。


まず、ちょっとな…と思ったのがDODA

面談は電話で可能だったので手軽でいいなと思っていた。(もしかしたら会って面談という方法もあるのかもしれないけど、私の時は電話だった)

ただ、担当の方がけっこう高圧的でなんか嫌な感じを受けてしまい、そもそもあまり心を開く気になれなかった。

とりあえず「どんな仕事がいいのか」と聞かれたので、私のスキル的にただの事務屋で資格もほとんどないため、同じような業界で事務職で探していると希望したら、「なんだかよくわかりませんね…」と言われた。 

確かに私も、ものすごく明確なビジョンを持てていないままエージェントに登録したかったのが悪いのかもしれないし、自分に応募できる事務系の職種だったら別の業界でも…という気持ちだったからハッキリと答えなかったけど、なんか感じ悪い対応だなと思ってしまった。

エージェント担当者からしたら私はお金にならない案件だろうからイライラしているのだろう、仕方がないと思ったけど、同時に「あー私のレベルに紹介できるような仕事は無いんだなあ」とただただ思った。



対してリクルートに関しては、電話ではなく対面での面談の案内が来たので、リクルートキャリアの事務所に行って2時間ほど面談してきた。

担当の人には今の職場でやっている仕事、なぜ辞めたいのか、そもそもなぜ今の仕事を始めたのか、どんなふうに仕事を頑張ってきたのか、など細かく質問をされました。新卒で入った会社のことなども聞かれた。

担当の人にもよるのでしょうが、面談自体はとても印象がよくて、高圧的な感じもしませんでした。どちらかというとフレンドリーで、退職理由の言い方など、アドバイスも結構してくれたような気がします。

ただし、求人紹介の質はやはり「期待はできない」ものだと感じました。

年収や条件が今より下がるのは仕方ないけど、いくら今の職場が嫌だとはいえ、正直私と同じ立場の人が100人いれば100人ともわざわざ応募しないだろうなと思うような求人しか紹介がありませんでした。

例えば同じ事務職であっても、申し訳ないけどいかにもブラックっぽい労働条件の求人とか、それはちょっと…というと、全く違う販売職の紹介だったり(キャリアは全然必要なし)。別に決して販売職が悪いわけじゃないんですが、それならエージェント使う意味ないと思ったり。


あと、仕方ないとは思いますが、思った以上に応募を急かされます

私の希望としては、転職サイトのように登録だけしておいて、良さそうな求人があれば随時応募したいって感じなのですが、今出ている求人の中からとりあえずすぐいくつか選べ、みたいな感じの雰囲気は結構あります。

応募したい求人がほとんどない一方で「いつくらいまでに応募案件決められそうですか」とDODAもリクルートも結構聞いてきます。わりとめんどくさいです。

さすがに半年に1回くらいは「これ応募したい」と思う求人はあるだろうけど、それは多分私には受からないだろうなと考えながら「よく考えたところ、しばらく今の会社で頑張ることにしました」などと適当に答えてフェードアウトしました。

求人の質については、もちろん先に言ったとおり、私のレベルだったらそれくらいしかない、っていうのは十分理解しているのですが、それだったらリクナビネクストやマイナビ転職に出ている求人に細々と応募し続けるほうがいいと思います。

そっちのほうが質の良い求人が混ざっているし(もちろん良い求人は倍率は高いでしょうけど)受かる可能性は0ではないです。エージェント経由の案件よりは全然ましというか、受かりやすいかなと。


そういうわけで、わざわざエージェントに登録してもあまり期待できないかなというのが私の感想でした。

残念ながら転職先は決まっていないので、これからも転職活動は続きます。

いくつか気まぐれに応募してお祈りされる繰り返しであれば諦めるしかない、とこれまでは思っていましたが、やはりここにきて、何としてでも転職はあきらめたくないって感じです。

そう簡単に見つからないだろうと私も思っていますが、うちの職場は、「それは明らかに誰が見てもおかしいだろ」と思うことが多く、これまで何をやろうとしても根本的には何も変わっていかず、また変えようとする人はみんな潰れて(or病んでor辞めて)いきました。

今の上司たちの半分以上が辞め、今いる若い人が中心になれば、半分はそれなりに優秀な人たちなので、もう少しで変わるのに…という期待もあるけど、それまで耐えられないので辞めたほうが賢明かなと思いました。

まあ、組織ってやはり簡単には変わらないし、そういうものだと思いますが。

転職活動頑張りたいと思います。

(追記:実際私の場合、この直後に転職サイト経由で応募していたホワイトな同業他社に内定もらっていて、待遇面などの条件も、給料も上がりました。その後いろんな苦労をすることにはなりますが笑)

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