自分のことは自分がわかってあげられたらそれでいい。

2020年9月16日

最近、ある時いつもと違う環境で寝たことをきっかけに不眠で悩むようになった。

それまで睡眠優良児で、どちらかというと起きられないほうが困っていたこの私が。

寝れないことで悩む日が来るとは思わなかった。

スポンサーリンク

眠れなくなった日の話

この日はいつもと違う場所で寝た日だったから環境、寝具が変わって入眠しにくかったのもあったかもしれない。

けど、出張でもいつも寝れていたこの私が、今日はなんかおかしいな。寝れないな。と思った。

そういうことを思うことは時々あるけど、それでもそのうちいつの間にか寝ているのがいつものパターンだ。でも、この日ばかりは、起きなければならない時間まで寝れなかった。

翌朝早起きをしないといけない日だったからそのプレッシャーもあったのかもしれない。

これだけだったら、それでよかった。

でも、なぜか寝れなかったんだろうと焦って、「家族は寝てるのに私だけ寝れない」みたいなそういうパニックというか、夜中明け方からそういう不安が湧いてきて、かなり焦っていた

さすがに次の日は緊張して入眠に時間がかかったものの、翌日、翌々日、翌翌々日ともにちゃんと寝れた。

これで終わりでは決してなかった

でも、油断していた時に第二の事件が起こった。

初めて寝れなかった日の4日後、また寝れなかったのだ。なぜ?と思った。元の環境に戻って数日はちゃんと寝れていたのに。またあの入眠恐怖みたいな症状がやってきた。

一睡もできない日、2日目。

当然ながら翌日のパフォーマンスとメンタルは最悪なものだった。身体がフラフラしてついていかない。頭が回っていない。そんな感じでもちろんメンタルも落ちる。

それから、不眠気味の日々が続いた。全く一睡もできないわけではなかったが、やはり入眠が難しい日が多くて、絶対に飲みたくなかった睡眠薬を数日間服用した。

それでもなんとかしてリズムを立て直し、入眠自体は比較的できるようになった。

ただ、それからも酷い中途覚醒や悪夢に悩まされた

特に、中途覚醒のあとは運良く眠れたとしても眠りが浅く、かなりストーリー性のある夢を見ている。最初の中途覚醒のあとも、2回は起きることが多い。

このリズムが最近続いていて、調子が良ければ中途覚醒をするものの比較的すぐにまた眠れる日もある。調子が悪い日は、中途覚醒はするし、そのあとあまり眠れない。眠れたとしても悪夢を見る。こんな感じ。

様々な方法はすでに試した

神経質な性格なので、不眠にとらわれるようになってから、絶対改善したいと躍起になってあらゆる睡眠に関する本とかを読んだし、ネットでも調べまくった

不眠で悩まされていた人のブログやyoutubeなんかも見すぎてしんどくなった。一時期はもう治らないんじゃないかという気しかしていなかった。

眠れる方法といったものは片っ端から試したし、90分前のぬるめのお風呂、ブルーライトは寝る前に触らない、そういった基本的なことも含めてもちろんほとんど試した。

自律訓練法、寝る前の瞑想、音楽を聴く、ストレッチ、米軍式睡眠法、アリス式睡眠法、ホットミルク、カモミールティー…有名なものはほとんどやってみていると思う。

眠れない時にどうしたらいいかについて、専門家の意見もたくさん参考にした。大きい本屋に行って本も片っ端から読んだ。

「眠れなければ思い切って起きて、何かできることをやれ」とか「眠れないからって早くに布団に入るのはNG」とか「いつかは必ず眠くなって寝るんだから気にするな」とか、耳にタコができるくらいよく聞いた。

人から言われた言葉のショック

こんな言い方したらアドバイスしてくれた人に申し訳ないのだが、最近もカウンセラーさんに相談したところ「眠れないのが怖いからって早く寝るのはダメです。いつかは必ず寝れるので眠気がくるまで起きていましょう」って言われて内心「ああ、それね…」って思ってしまった。

もちろん、このカウンセラーさんが悪いわけではない。そんなの分かってる。でも、勝手な話だけどそんなマニュアル通りのことを言ってほしいわけではなかったんだと思う。

そういうことは色んな場所でもう聞き飽きていた。

すべて試した私からしたら、上辺をなぞっているだけのアドバイスにしか聞こえなかった。親切で言ってくれているのはわかってるのに。


眠れなかった日は本当に次の日がしんどすぎる。起きていましょうって簡単に言うけど、寝不足でボーッとしている時は何もできない。

「その次の日には眠気が来ます」って言われても、来なかった経験がある。

眠れないからって早く寝るのが良くないことなのは私も知ってる。

でも、そのタイミングを逃して23時、24時、25時になっても眠気が来ないよりは、早い時間から少しでも眠れるチャンスがあるほうがいいって思ってるからそうしてる。

遅くまで起きてても無理だったし、遅くまで起きてると今度は入眠すらできなかったからそうしてる。自分なりに苦しんだ結果、そういう方法をとってる。

じゃあ人にアドバイス求めるなよって、本当にその通りなんだけど。

眠れない理由を説明してほしかったのではなく、今(自分にとっては)いまだかつて味わったことのない苦しさに直面しているということを、誰かに理解してほしかっただけなのかもしれない。

その人の苦しみはその人にしかわからない

この不眠が始まってから、仲の良かった友達に近況報告がてら状況を話したことがある。

友人はすごく色々と話を聞いてくれて助けられたのだが、後日会った時に「何がそんなに嫌なの?何がそんなにしんどいの?」って言われて、そうだよな…って思った。

友人のほうが私より確かに苦しそうだった。

結婚したいけど婚活が滞っている。仕事もこれからどうしたら良いかわからない。将来どうなるかわからない。

友人からしたら私は正社員だし、復職もできそうだし、結婚もしているし、何が不満なのか、何にそんなに困っているのかって感じるのも、自然なことだと思う。

もし私が友人の立場であっても、そういう風に思う気がする。

でも、確かに私はある意味恵まれていることも多いのだけど、それでも今なぜか窮地に立たされていて、抜け出せずにしんどい。少なくとも「私は」そう感じている。

その人のしんどさはその人にしかわからないんだな、と思った

こんなこと言っている私も、友人のしんどさを正しくわかってあげることはできないと思う。

だから全ての他者の痛みは想像はできても、実際にその人がどのくらい辛いのかなんて、本当の意味ではわかってあげられないんだなと。

分かってもらえなくてもいいと考える

今回、自分がしんどい思いをしていてもやはり、家族や他者からは「そんなの大したことない」と言われることが多かった。実際、それは過小評価しているわけでもなんでもなくて、客観的に見たらそう思うのだろう。

だけど、自分が何か得体のしれないもの、原因不明の不眠に苦しんでいるということ、それは事実だと思う。

改善しようと思っても、ストレスの元を取り除こうと思っても、見当が付かなくてどうしていいかわからない、ということを、わかってほしいと最初は思っていた。


だけど結局は、自分しか自分のことをわかってあげられる人はいない。これは仕方がないことだ。

不眠のことを「気にするな」と言う家族も一見「全然わかってくれない」感じがするけど、別にそれは冷たいとか寄り添ってくれないという意味ではない。辛さがわからなくても、心配したり助けてくれようとしている。

本当の意味でわかってもらうことなんてできないんだから、「分かってくれようとしている人がいる」ということはイコール「わかってくれる」ことと同じと解釈したい。嬉しいことで、大切にすべきだと思う。

多分私は、相手に自分をわかってほしいという欲が大きすぎるのだと思う。

でも、家族でも他人なのだからすべてわかり合うことなど不可能だし、わかりあえないことが前提だということをちゃんと頭の片隅においておけば、穏やかな気持ちでいれそう

それは諦めとかそういうのではなくて。

自分のことは、自分がわかってあげている。それでいいのかなって思うようにしたい。

スポンサーリンク