泣いてしまうなんてもったいない

aikoの「aka」という曲をご存じだろうか。

時のシルエット (通常仕様)

時のシルエット (通常仕様)

たぶん、多少aikoが好きということでもなければ、多くの人は知らないだろう。

この曲は、割と最近(といってももう3年前)のアルバムの1曲目。シングル曲ではないけど、アルバムの1曲目になっているだけあって、aikoファンでなくとも心動かされるものがあるのでは?と思う。

たぶん、この曲は恋の始まりのほうで、付き合う前か付き合ったばかりかそのくらいの淡く初々しい感情を歌った曲だ(と私は思っている)けど、その曲の中で

泣いてしまうなんてもったいない」というフレーズが出てくるのです。

aikoって本当に言葉のセンスが抜群にいい。どっちかというとこれは「うれしくて涙が出る」的な感情だと思う。私、この曲好きなんですよね。なんか珠玉の言葉がたくさん詰まっています。

同世代の人には割といると思うけど、私もその典型的な例で、高校生の時、かなりaikoが好きでした。こじらせてる割には恋愛体質でずっとaikoの曲は聞いてきたっていう。笑

…で、何が言いたいかというと、少しずつ恋したくなってきたような(そうでもないような)微妙な感情とともに日々を過ごしているということです。

去年もそうだったけど、友達から立て続けに結婚の報告をもらっている。今年の春も結婚式貧乏になりそうだ。4月も5月も2次会のほうが式よりも多いのが助かってるけど。でも、なんて言いながらやはり親しい友達の結婚はうれしいものであり、全力で祝福してあげたい。

とはいえ、私も前の彼と付き合っていた頃は、多少なりとも結婚を意識していたので非常に苦い思いも残ったり、どこか取り残されたような気持ちがないわけではない。そりゃ私もほかの同世代の未婚の人も、同じような気持ちはどこかにはあると思う。特にこじらせ気味の人は。笑

取り残されたというよりは、「私だけ前に進んでないな感」って感じかな。どちらかというと。私大丈夫なのかなっていう感情のほうが近いと思う。別に結婚がすべてではないのはわかっているんだけど、今の私に家庭を持つというのは至極困難だからだ。いろんな意味で。

いつまでも腐っていたらよけいに腐るのはわかってるんだけど、今んとこ積極的に世間に出ていくことはなくなってしまっている。合コンとか婚活パーティーとか。

でも恋愛はなんとなくしたい気がするっていうわがままな感じ。しかし、前の人を完全に忘れるまで行動するのを待ってたら、たぶん完全に損するだけだわ、っていうのもなんとなく思う。

思うけど、どつぼにはまってる現実。

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