なぜ「世田谷ラブストーリー」がここまで響くのか。

世田谷ラブストーリー

世田谷ラブストーリー

「世田谷ラブストーリー」という曲にきゅんきゅんしすぎて、取りつかれたように、こればっかり聴いてます。

 今度は君を追いかけて もう今日はここにいなよって

ちゃんと言うからまた遊びに来てよ

もう終電に間に合うように送るようなヘマはしない

もうしないからさ

「もう今日はここにいなよ」

「もう、今日はここにいなよ」

いや、あのね。。

なんといっても、この「今日はここにいなよ」って表現が秀逸なのです。

冷静に見たら、この歌詞で言ってる内容って、ただの下心満載の軽い男じゃないですか。

ちょっといい感じの女の子と二人で終電間際まで飲むことができたけど、このあとどうやって持ち帰ろう?的なことでしょ?状況だけを見ると。笑。

「今日泊まってけば?」にどういう風に繋げたもんかな。って考えてるだけだしね。

でもそれが不思議なことに、この曲のメロディーと歌声の描写が入ると、純粋で誠実な好青年が一途に好きな女の子のことを大事に思っている切ない曲にしか見えない。これがこの曲のすごいと思うところ。

それから、「もう終電に間に合うように送るようなヘマはしない」っていうフレーズがこの曲はとても印象的で耳に残りやすいんですよね。抽象的でない具体的なフレーズで、共感とせつない余韻をもたらすのがまた上手。

それにしても、「次回は終電には間に合わせない」っていう、ガツガツした内容の曲に、なんでこんなにときめくのでしょうか。

それは、この曲の主人公の描写からわかる、ちょっとしたヘタレなかわいい感じ(「終電に間に合うように送るようなヘマはしない」っていうような部分。)があるからこそかな。と私は思う。

このほかにも全体的に、いい人で遊んでる感じじゃない、ちゃんとした人なんだろうなと、なぜか聴いてる人に思わせる設定だからこそ、この曲は草食系男子や愛されたい女子の共感を産むんだろな。そうじゃないと、ね。

で、「決してただのヤリモクな奴ではない」という描写が濃くなるのはこの後で、


月の明かりに照らされた黒い髪 横顔 唇を
思い出して胸が苦しくなるよ

その全部が僕のものなら悲しい思いなどさせない

絶対させないのにな

「終電に間に合うように返さない」発言の後でこれっていうのが効いてる。

ロマンチストな部分がありながら基本的にヘタレなんだけど、でも「好きだから今日は帰したくない」的な程よい男らしさが絶妙に出てて、そこがいい。

ほんっとにいい曲作ったよね。

とにかくメロディーラインがいいし、それに乗せる歌詞がうまい。これはアルバムの曲だけど、シングルでも相当ヒットすると思う。

私には、この曲を聴いた時と全く同じようなキュンが起きたことが過去にもあって、私がまだピュアだった(?)高校2年生のとき。

その曲は何かというと、ファンの中ではたぶん有名な、ミスチルの「CANDY」という曲。これもアルバムの曲です。脱線したけどこの曲もちょっと似たような印象で。

まだ大人の恋を知らない私(笑)が「こんな恋したいーーーー!!!!!!!!!」ってめちゃくちゃキュンキュンしていた。

I LOVE U

I LOVE U

 

今、月9の「私に恋したお坊さん」を見てるけど、私の恋したい病は今たぶんピークを迎えています。笑

このドラマの主題歌もback numberなんだけど、この曲も超いいのです。

とにかく色々あって2015年をあきらめてる私としては、こんなドラマチックな展開あるわけないやん、って思いながらも、こういう王道なときめきって恋愛中にはかなりあるよな、、と思いながら見てました。

冬っていいよね。冬に恋したい。。

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