HSPでメンタルの弱い私の妊娠・出産について

2022年2月13日

突然ですが、先日第一子を出産しました

まだまだ落ち着いてはいないけど、忘れないうちに妊娠と出産について書いてみようと思った。

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子どもを産むことについてどう考えていたか

もともと、私たち夫婦は結婚した時から子どもは授かれば欲しいとは思っていた。

夫はずっと結婚する前から子どもは欲しいという考えだったと思うけど、実のところ私は、夫と出会う前からずっと「結婚したとしても子どもに関してはどうだろう」と思っていた時期はあった

「どうだろう」っていうのは、自分が欲しいか欲しくないかがわからないというよりは、圧倒的に「私の場合は子どもを産まないほうがいいんじゃないか」という考えがあったから。

そもそも産んだ子が私にとても似た子であれば、自分のように生きることに相当苦労してしまうことがほぼ間違いないと思っていた。


HSPで感受性が強すぎる私。子どもの頃から生きづらさを味わう場面が多すぎて、苦労して生きてきた。

だからまずひとつめの心配はそこだった。というか、そこしかなかった。


自分が劣等感の塊で、幼い頃から葛藤を重ねて諸々のことを乗り越えてきた自覚があるから。今までのことを思い出しながら、「同じ思いを子どもにさせるのか?」という考えはすごく強かった。

さらにもう一つあるのは、自分の子育てに対する不安。言うまでもないが、子どもの性格などの心配をしているこの私自身も、これまでのことを振り返ったら「自分のことだけで既に精一杯なのでは?」と思うところもあった。

仕事が終わったら疲れ果てて死にそうになる毎日。体力も気力も人よりも少ないし、メンタルも豆腐なので落ち込みやすい。こんな私が他の人と同じように子育てできるのか?という不安。これも結構あった。

では、なぜ産みたいと思ったのか?

このような心配はあったものの、最終的には子どもが欲しいという結論に至った私。

今でも正直不安は消えないし、やはり私に似たら苦労しちゃうよな、とは思っている。

でもなぜ私がそれでも産みたいと思ったかと言うと答えはシンプルで、自分は確かに苦労したけど、不幸せではなかったから。生まれてこなければよかったと思ったわけではないから。

もちろん親が一生懸命育ててくれたり周りの人に恵まれたのもあると思うけど、辛かったけど生きてて色々なことができて良かったと思うこともあった。

生きづらい性格だったけど、相当落ち込むこともあったけど、それをしんどく感じることは多々あったけど、それでも生きていたくないと思ったことは私はなかった。


反出生主義のような考えを持つ人からは「あなたは自分がたまたま運良くそうだっただけで、生まれてくる子はどう思うかわからないのに無責任だ」と言われるのかもしれない。

私はそういう主義とかでは全然ないんだけど、そう思う気持ちも理解はできるというか「自分の子が不幸せになるかもしれない、産んだことを後悔するほどの出来事が起きたらどうしよう」という心配を自分もしてしまうことがあるから、考え方自体はわかる部分もある。

確かに子どもが、生まれて来たくなかったと思ってしまう可能性だってあると思う。でもそれって私の子どもにだけじゃなくて、全員にとってその可能性はあると思う。それを言い出したら誰も新しい命を生み出すべきではないということになる。そしたらこの世界自体がなくなることにならないか。

photo by やよい

単に自分のエゴで子どもを産んだだけではないか?と言われたら、基本的に人間ってそういう生き物だと思うし、違うとも言い切れないので、別に否定はしない。

「子どもが幸せにならないかもしれない」と心配だから、という理由だけで生まないというのは私は違うかなと思っていた。

それを言い出したら「事件に巻き込まれるのが心配だから外に一歩も出ない」というのと似たような感じの理論になるかなと思う。確かに何が起こるかはわからないし心配なことはいろいろあるけど、だからといって行動しないで終わるというのも後悔すると思ったから。

あとは、自分の子は、自分だけの遺伝子を引き継いでいるわけではないので100%自分と同じになるわけではないし、夫に似ているかもしれない。夫はいい父親になりそうだし、単純に家族が増えたら嬉しいからという気持ちが一番大きかったかも。

妊娠していた時の話

今振り返ってみたら、妊娠してから出産するまでの期間はまあまあ長くて辛く感じた。「終わってみたら短かったなと思えるよ」とアドバイスをくれた方がいて、確かに終わってみればそういうふうに感じるところもあるけど、それでもやっぱりいろいろ大変で、長かったなと思う。

コロナ禍まっただ中で、不安要素が多かったことももちろんあった。私が妊娠している期間のうちに感染の大きな波が3回来ていた。その都度コロナにかかるのではないかと、いつも気を揉んでいた。

5週目からつわりが始まって、空腹時にちょっと気持ち悪いなーって感じで、食べるとすぐに落ち着いた。6週目はそれが少し重くなってきたけど頑張れば仕事はできる程度。辛さレベルでいけば生理痛みたいな感じ。

ただ、7週後半から10週くらいまで、朝からずっと気持ち悪くてあまりにもしんどく、仕事を休ませてもらったりすることがあった。つわりというものが辛いとは見聞きしていたものの、この期間はやはり一番つわりはきつく、思った以上にダウンすることになった。(一日中ベッドで過ごしたりしていた…)

そもそも、私は自分の身体に起きる変化にすごく敏感なタイプなので、身体がダメな時はメンタルが連動して落ちやすかった。「時期的につわりだと思いこんでるけど、別の病気だったらどうしよう」と思ったくらいの「いつもと違う」症状が出ていた。

12週以降から次第につわりはましになってきたものの、スッキリ感はなくて地味にまだつわりがあり、電車に乗った時の気持ち悪さが半端なかったのを覚えている。(普段は乗り物酔いしやすいタイプではない)

安定期に入ったら入ったで、多少つわり様の症状はマシになったものの、身体のしんどさとかはまだまだあり、初期とは別の問題で悩んだ。私は元々頭痛持ちとかではなかったのだけど、中期の頃にかなりきつい偏頭痛が2週間くらい続いて、何をしても治らずに本当に参ったのを覚えている。気合いで仕事に行っていたけど、正直仕事無理かなって思ったくらいきつかった。あとは疲れやすかった。

後期は後期で、体調面のトラブルがちょっと減ったのだけど、メンタル面がなかなかしんどかった。とくに臨月から。このことについてはまた別記事で書いてみようと思うので詳細は割愛するけど、とにかく妊娠期間はどの期間も今から振り返ると大変だったなあ…と思う。

ただ、だからといって苦しくて泣き通しとか、メンタルがきつくて服薬をしないといけないとかそういうことではなかったし、それぞれの期間をまあまあ楽しんでもいたとは思う。(おかげさまで妊娠期間ずっと不眠の薬を飲まずに乗り切れた。ちなみに産後も。これは地味にすごい。)

ガラッと生活が変わる妊娠期

今まで、妊娠・出産したらこうなるんだろうという「なんとなく」の想像はついていたんだけど、想像していたレベルではなく、本当に今までとガラッと生活が変わった。ような気がした。

まず、私の世界からビールが完全に消えた

 

 

私はとてもビールが好きで、好きなビールを仕事の後に飲むこと、また休みに好きなクラフトビールのお店に行くことを楽しみにしていた。しかし、当然ながら一切できなくなった。

大袈裟かもしれないけど飲食に関する楽しみが3割くらい減った。こんな書き方して嫌な風に思う人もいるかもしれない。しかし、自分の世界から楽しみがひとつ消えたのは事実だ。

さらに、旅行に行くのも私のひとつの楽しみだったけど、妊娠中旅行に行くのもあまりよろしくないらしい。コロナのこともあったので、このご時世特有の不安があったのはもちろんだけど、たとえ感染が落ち着いていた時期であってもあまり遠くに行くのは望ましくなかった。

最悪のケースでは切迫流産・切迫早産になったり、胎児が危険になったケースもあるらしい。そこまでのリスクを背負って遠出したくはないな…と思っていたので、遠出はしなかった。

実際、家の近場のちょっとした桜の名所に行き、写真を撮りながら15000歩ほど歩いただけで疲労困憊し、帰ってから倒れ込んだ。それだけでも疲れ果てるのに、旅行なんて無理だなと実感した瞬間だった。

妊娠中の行動がここまで大変だとは思わなかった。もちろん個人差があるとは思うけど、みんな妊娠前より格段にきついことに変わりはないだろう。


さらに、私は年に数回ホテルのビュッフェに行きたい願望があったのだけど、一気にたくさんの量を食べるということが妊娠してからほぼ無理になった。(無理かどうかはおいといて、これも褒められた行動ではない)

趣味といえる趣味があまりない私にとって、とにかく妊娠初期から中期にかけては特に「楽しみが減ってしまった」と思ってしまった。

出産してからの体調不良

出産した時のこともまた別で詳しく書く予定だけど、出産してからも、とにかく行動がガラッと変わったのはもちろんそうだ。

乳児を抱えて外出するのは、ある程度大きくなるまでは難しいので、どうしても家の中で授乳と子どもの世話をすることばかりになってしまう。

そして自分の体調について。体調不良は、出産したら楽になる、戻ると思っていた。確かにお腹が重い生活はなくなったけど、また別の体調不良がいろいろと出てきて、これはこれで(というかこっちのほうが?)しんどくてメンタルが地味にやられる。

産後いろんな不調が出たんだけど、私の場合、これが実は出産「直後」のタイミングではなくて、産後2ヶ月後半くらいからいきなり出てきたものもあったので、一概に「産後によるもの」と言うふうには断定できないところが辛かった

つわりなどの体調不良の時は「おそらく妊娠によるもの」と90%くらい思っていたけど、今は「産後によるもの…だと思いたいけど…」みたいな微妙なものが多い。

頑固な便秘や指の腱鞘炎などのほか、頭痛と軽いふわふわ目眩までが出てきて、貧血っぽい症状だけど血液検査では貧血とはまではいってなかったり。あと肩こりが結構バキバキにあってしんどい。この中では特にめまいがQOLを下げていて、また今までに経験したことがない症状なので気分が落ちている。

人って原因不明の体調不良が一番こたえるんじゃないかと最近思う。いつ治るかわからない。このまま一生続くのかもしれない。もしかしたら重い病気かもしれない(こう思うのは私の抱えている心気症という問題によるところもある)。

本当はもっと元気に過ごしたいのに、と思って辛くなる。さすがにもう少し続けば内科以外の受診も考えるけど、もう長い目で見るしかないのかもしれないと思っている。

とにかく子どもの可愛さだけに癒されている

いろいろと愚痴を言ったけど、こんないろんな辛いと思うこともあるけど、それでも頑張れているのはとにかく子どもが可愛いからだと思う。

自分の子どもを可愛がれるのか?とか、自分に子育てができるのか?とか、実はそういう不安も少し心の奥底にあったのだけど、全く心配する必要なかったと思うくらい子どもはかわいい。

これは元々、母性というものが他の人より少ないんじゃないかと思っていた私でもそうだった。

同世代の友人が小さな子を見て「可愛い〜」と言っていることがよくあって、私はそこまでの気持ちにはならなかったこともある。確かに可愛いのは可愛いけど、そんなに言うほどの気持ちはなかった。自分って人として何か欠けているのだろうかと思っていた。

でもこんな私にも母性があったんだなと思った。とにかく可愛い。毎日の成長を見ていて本当に嬉しくなるし、子育ては楽しいと思っている。


これからいろいろあるだろうし、今よりもっともっと苦労することがあるとは思うけど、今は出産できて本当に良かったと思っている

私が良かったから他の人もそう思うはず、と思ってるわけでは決してない。それでも以前の私と同じように不安を抱えている人に対しては「大丈夫、私も出産して子育てできてますよ」って今は言いたい。

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