10ヶ月検診、1歳間近。発達の心配をしてしまいがちな話

うちの子も無事にもうすぐ1歳を迎えることになるけど、実は0歳後半(特に9-10ヶ月くらい)からはかなり周りの子との差というのが目立つようになってきた。

日々のことに悩みは尽きないもので、またここで少し心のうちを書いてみる。

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0歳後半にモヤモヤしがちなこと

こういう発言をすると「もう子どもを他の子と比較している」と思われそうなものだ。確かにその通りなのだが、これはやはり親あるあるというか。

一般的に「この月齢ではこういうことができます」みたいなのを目にしたとき、うちの子はできないな?ということがあると、やはり心配はしてしまうものなんだろうなあと最近すごく実感する。

保健センターなどでも「もしかしてこれって…」という相談をする親御さんは多いらしく、ネットでは検索ワードの予測変換でも「◯ヶ月 ハイハイしない」「◯ヶ月 バイバイしない」とか絶対に出てくるし、必ずそこに「発達障害」などの単語も出てくる。

YouTubeでお子さんが発達障害の方のチャンネルというのを最近結構たくさん見かけるのだけど、登録者が比較的少ないものでも「気づいたきっかけ」とか「0歳の時の違和感」みたいな動画だけがかなりバズっていたりするので、やはりみんな気になるトピックなんだろうなって。

子どもを産んでみて本当に思うのが、3ヶ月くらいまではどのお子さんも割と似ている感じだったのが、0歳後半ともなると本当に個人差や性格・個性(のようなもの)がハッキリ見えてくるということ。

面白いなと思うし、それと同時に0歳後半でこれだけ違えば、そりゃ大人なんてみんな180度も違って当たり前だよなーと妙に実感した。

子どもの10ヶ月、11ヶ月の話

うちは、特に心配になったのは10ヶ月から11ヶ月にかけてのことだった。

「そのうちできるようになるだろう」と(私にしては)あまり心配せずに見守るようにしていたのだけど、うちの子は11ヶ月になってもハイハイをしなかった

ずり這いは標準的な時期にできるようになったけど、ハイハイはなかなかできなくて、ずっとずり這いの姿勢のままで、胴体が上がらず。そのままつかまり立ちをするようになって今に至る。

周りの同じ月齢の子の多くはハイハイはできているみたいだし、どうやらもう発語を始めている子もいるらしいけど、うちの場合は単語らしき単語が出ることもなければ、パチパチやバイバイなどもできなかった

photo by やよい

もちろんまだ心配するのは早いと思う。でも、心のどこかでモヤモヤする気持ちがあって。

ハイハイ、パチパチ、バイバイをやたらと親がたくさんやってみせた時期もあった。あるいは、実際こういうことをしている同じ月齢くらいの子の動画を見せてみたり。子どもの手をとって「こうやるんだよ〜」と動かしてみたり。

でも、やっぱりこれはタイミングの問題なんだな、とわかった。

多分、できる時は頑張らなくてもある日急にできたりするものだし、親が教えるようなことをしてもできないものはできないというか。

検索すればするほどダメ

こういう時はドツボにはまりやすくて、安心したいという気持ちがどこかにあるのか「できるようになったらいいな」と思ってしまうものだし、同時にこの時期にできなくても大丈夫…という情報を取りに行きたくなる

でも、そう思って検索したら逆に発達障害と診断されたケースだったり「うちの子は10ヶ月ではこうでした」みたいな情報は結構たくさんネット上に出てくる。

それとリンクすると「やっぱりもしかして…」と思うわけで。

うちの場合、10ヶ月くらいからおもちゃや渡したものをポイポイ投げると言う癖があり、何を渡してもポイポイ後ろに向かって?投げていたんだけど、たまたま見た「発達障害の特徴」みたいなYouTubeの動画で「物をよく投げる」というのを紹介されていて、うーん…と思うきっかけになってしまった。

とにかく0歳児時点では誰も確定診断はできないのだし、検索していいことはないと思う。そう思って10ヶ月前後の検診が終わるまでは検索はしないことにした。

行きたくなかった10ヶ月健診

うちの場合は10ヶ月健診とコロナのピークが重なってしまい、健診が延期になった。ほぼ11ヶ月になった時に10ヶ月健診を受けたので、なおさら問診票に書いてある「できてほしいこと」のようなリストはできていないと指摘されるかな・・・と思っていた。

問診票の「いいえ」にチェックしたもの(つまり「できてほしい」にあたることのうち、できないこと)がたしか全部で4つあったと思う。そのうち1つが前述したハイハイができないということで、そのほかは「バイバイやパチパチなどをするか」「ちょうだいやどうぞができるか」というもの。

あと、これは「できるできない」は関係ないけど「環境変化に敏感すぎる」というような項目があって、うちの子はとにかく家のいつもの場所と違うところに行くとギャン泣きして人見知りが激しすぎたので、これは当てはまるかも…と思ったからチェックした。



改めてこういうものでチェックしてみると、やはりこれはできているような月齢ってことだよね…と思って不安になってしまったり。

この頃、子どもの遊び場のようなところに行って同じ月齢の子を観察したことがあるけど、周りの子たちは全員うちの子よりも発達段階が進んでいるように見えた。

子どもと他の子を比べるのはやめようとずっと思っていたのだけど「遅いから早くできるようになってほしい」という気持ちではなくて「何か問題があるのではないか」ということがひたすら心配だった、というほうが近いと思う。

特に問題はないとわかっていたら多分あまり比べることはなかったのではないかと思うし、もっとゆっくり「できるようになる」タイミングを待つと思う。他の親御さんもきっと似たような気持ちの方が多いのではないだろうか。

発達が早くはないのは間違いないけど、まだ、同じような段階の子も珍しくはないと思う。ただとにかく、健診で何て言われるかな、もしかして再検査になるかも、と思うとやはり憂鬱ではあった。

10ヶ月健診の結果

このような気持ちを抱えて10ヶ月検診に行ったけど、予想に反して先生の言葉は明るいものだった。

「ハイハイしない?そういう子いますよね。つかまり立ちしてるんなら大丈夫ですよ」「バイバイはできなくても、大人の動きの真似とかしませんか?それなら大丈夫です」「ちょうだいって言ってもなかなかくれないかもしれませんね。自分のだって思ってるからね」

など、こんな感じでサラーっと診察は終わった。

担当された先生の雰囲気ざっくばらんで楽観的な感じだったので、あまり厳しく見られている感じがなかったから、他のところで10ヶ月健診を受けていたら少し違っていたのかもしれないけど…

現時点では、明らかに心配するようなものは特になしでOKということだろう。親は、こういうのは必要以上に気にして見てしまうものなのかもしれないとそこで改めて思った。

プレッシャー?から解放されて

ちなみに、親の私自身は特に発語が早かったらしく(今からしたら不思議、コミュ力低いので)実家の母親に相談したら「あんたは8ヶ月でもう単語を喋っていたよ」と言われた。いくらなんでも単語は早い気がして、記憶違いでは?と思ったら、見せてもらった本当に育児日記にそう書いてあった。

こういうことを聞くと最初は焦っていたんだけど、最近それが逆かもなーと思えている。

自分が異様に発語が早かったことには驚くと同時に、言葉が早ければその後の性格が大人びているとかでもないし(どちらかというと小学校では遅れをとる方だったと思う)なんなら大人になったら社会で苦労しているし、発達の遅い早いとその後のことは関係ないかもなって思った瞬間だった。

そういうふうに思えてきて、いよいよ1歳手前ってなってきたら子どももいきなりバイバイをするようになった。

する時は毎日少しずつじゃなくて、いつそんなこと覚えた?っていうくらいあっけなく一気にできるようになるものだ。寝返りした時もそうだったけど、他のことにしても赤ちゃんは多分そんなものなんだと思う。

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