結婚したので夫の好きなところについて書いてみる

2022年1月6日

タイトルを見てすっ飛ばされても「なんやねん」と思われても構わないのですが、ノロケではなくてなぜ平和に暮らせているのだろう?と思ったので、客観的に考えてみた次第です。

それと、もし喧嘩した時にこういうのを見返したいなと思って書いてみました。

いつもはなるべく人に参考になることを書こうとは思っていますが、今回は参考になるかどうかはわかりません。笑

でも、もしよろしければお付き合いください。

photo by やよい

まず、世の中で結婚している人が、相手と結婚しようと思った理由ってなんだろう?って考えた。 

やはり相手に対して好感と愛情が持てる&単純に性格が合うからなのかなって。

これを言ってしまえば結局「え、それかよ」となってしまうのですが、はい、そうです、やっぱりそれなのです。

では私と夫は似ているのかと言われたら、どうなのだろうと思いました。

似ているところももちろんあるのですが(雰囲気は似てるらしい)性格や考え方はかなり違う部分もあります。

あと、共通している趣味もそんなに多くないです。

野球観戦は面白いと思うので時々一緒に行きますが、私は元々、特別野球ファンだったわけではありません。

元々私はフィギュアスケートとか卓球とか色々好きな競技があり、そのうちの一つとして野球も時々見ていてっていうくらいで夫ほど詳しくなく、趣味として一致しているというほどではありません。

また、夫はスポーツができるので結構やってますが私は壊滅的に球技のセンスがなく運動神経がいかれてるので、一緒にできそうなのは走るのとキャッチボールくらいです。

一方、私は唯一素質があると思うものは音楽だけで、耳コピもできるし何の楽器をやってもある程度上達が早いのですが、失礼ながら夫からは音楽的なセンスは感じません。笑

夫が断固拒否するため、付き合ってからこれまで一緒にカラオケ行ったことは一度もありません。コンサートとかも興味ないってわかってるので、誘うことはありません。

あと、私はお笑いが好きで、夫も結構好きなほうだと思うのですが、好きな芸人のタイプは全然違います。

夫はなかやまきんに君とか、ヘイヘイドクターの人(しゅんしゅんクリニックPさん)とかゴージャスさんとかがお気に入りだそうなのですが、私はラーメンズ(懐かしい?)でお笑いファンになり、Aマッソというコンビが今もっとも推しです。

夫は私の推しの芸人さんについて「癖があって尖り過ぎているので面白くない」と思っているらしく、嫌いでもないだろうけど好きではないと思います。笑

仕事に対する考え方なんかは正直、正反対だと思います。

正直政治に対する意見も違うと思いますし、支持している政党とかも違います。 

好きな食べ物ですら結構違っています。お互い嫌いなものはそこまで多くないものの、外食に行ってもメニューのチョイスはあまりかぶりません。

私は物事を深く考えるタイプで心配性なのでくよくよ悩みがちですが、夫はあまり深入りしないほうで、病みにくいタイプというか、メンタルが強いタイプだと思います。

これって大丈夫なの?と思われた方もいるかもしれません。じゃあ、逆になぜ上手くいっているのかということについてです。


これは夫の人間的な懐の深さによるものだと感じており、もし違う相手だったらこれだけ相手と違うことが許せなくてダメになっていたかもしれません。

まず夫の素晴らしいと思うところは、自分と考え方の違う相手を受け入れられるというか、あまり相手に「こうなってほしい」と期待していないということ。これって結婚生活で結構大事なことだと思います。

「みんな違ってみんないい」という詩は有名ですが、その精神を本当の意味で体得していない人のほうが多い気がします。

私もその境地に至ってない人間のうちの一人では?と思わされたのは、夫の影響が大きいと思います。

大人なら他人との違いを受け入れるのは普通じゃないの?と思われるかもしれませんが、実際は、心から納得して受け入れられている人はあまりいない気がします。


社会生活では、ある程度みんなそれはできているはずなんです。

協調性に欠く行動をすると組織ではやっていけませんし、他人の考えに納得できないからといって、あからさまな形で攻撃する人なんて会社ではほとんどいないですよね。

でも、やはり誰かと付き合ったり、深い関係を築くと人間わがままになってくるし、自分の我も出すし、自分の意見を主張するようになってくると思うんです。

特に付き合っていたり結婚している男女の場合、そういうところでお互いの意見の食い違いが見えてぶつかることがよくあります。

私たちの場合も意見が違うことがよくあります。

食い違った時に「なんで?○○だからこうでしょ!」ってなる人も多いと思うし私もそういうタイプだったんですが、夫の場合は「へー。俺の場合はこうだけど、そうなんだ」って感じです。

はじめは、この人はなぜ自分の主張を否定されても一切怒ったりしないんだろうと不思議に思ったり、かといって私の意見に反論もしないので、どう考えているのかわからずに何となくイライラすることもありました。

「そういう風に考えるんだな、って思うけど自分と違うだけで否定はしない。他の人でも同じ。俺はこう考えるけど、この人はそういう考えなんやなって思う、ただそれだけ。」と言っていました。

昔は、無意識のうちにどこか結婚相手に対して「価値観は近くないとうまくいかないのではないか」みたいな気持ちがどこかでありました。

だから、自分の考えと合わない人だと感じたら別れるしかないと思われるんだろうな、という気持ちも同時にありました。(そう思ってしまうと合わなかったら別れないといけない、みたいに思って精神的にきつかったです。)

もちろん完全一致する人なんて存在しないっていうのは理論的には理解していたつもりなんですが、それでも、考えが違うこと=よくないことっていう風に無意識に思っていたのだと思います。

「違いを認めて共存しろ」って言われると、まあそれはそうですよねって思うけど、実際のところは柔軟な考え方は私の中には多分あまりなかったんですよね。


私は、人の意見をわざわざ公の場で否定しようとはしないですが、意見によっては内心「いやそれはちょっと違うでしょ・・・」と感じることもあります。というか、多くの人があると思います。

なぜ公の場で否定しないかというと、当然ですがやはり相手を嫌な気持ちにさせると思うからだし、私以外の多くの人もそうだと思います。だから、私はそれができない人(公の場でわざわざ意見を否定する人)も苦手でした。

でも、やはり身内(というか心を許している相手)だと、どうしても思ったままにストレートに、それを言ってしまうことがあります。

夫は、私に対しても別に自分の主張を無理に通そうとかそういうこともせず、ただいつも冷静に話を聞いて自分の意見を言うのみでした。

そして夫の場合、話を合わせるために無駄に同調することもあまりしないです。

私は超八方美人なので、身内以外との会話では、あまりそう思ってなくてもつい「そうだねえ、確かに」とか言って、かなり相手寄りに同調してしまうことがあります。

だから相手に迎合することもなく、かといって否定することもしないのは結構すごいことだなと思っています。


仕事のことなら「ふーん」でお互い納得できるかもしれないけど、例えば家庭の方針や子育てのことで意見が合わなかったら?それは夫婦として無理ではなかろうか、と最初は思っていました。

だけど、私はこの人となら大丈夫かなとなんとなく思いました。

ちゃんと話を聞いてくれるし、頭ごなしに否定したりしない、何より尊敬できる相手なので、この人となら着地点を見つけて進めていけるなと思ってます。

私は頑固なほうで、こう思う!と思ったらそれ、みたいなところがあったのですが、自分が間違ってるとか間違っていないとか、そういうことにこだわるのはやめようと少しずつ思うようになりました。


あと、私のほうが夫より年上なので、つきあい始めは「私のほうがしっかりしていなければいけないし、物知りでないといけない」と心の何処かでとらわれていました。

仕事でも、先輩だったら後輩よりも優秀でなければ!と思ったりしますよね。それと同じ感じで。(仕事の場合でも、先輩だろうが後輩だろうが得意不得意や向き不向きがあるので、固定観念にとらわれないほうがいいかもしれませんが)

でも、仮に彼のほうがしっかりしてても別にいいのかなと思うようになったし、できない自分もある程度認められるようになったと思います。

甘え過ぎはよくないですが、まあ私もしっかりしている点もあるのでそれでいいということにしておきます。笑


あと最後に夫のいいところだと思うのは、素直で正直なところです。

私はあまのじゃくなので、わざわざ回りくどい言い方をしたり、できれば言わなくても察してほしいと思うこともあれば、恋愛においてはとても不器用だと思います。

例えば料理ひとつ作った時でも「そんなの主婦ならできて当たり前では?」みたいな冷めた反応してくる人もいますが、夫は「おーすごいなあ」といちいち言ってくれるので地味にうれしいです。

私も夫がしてくれたことに対して素直にお礼を言ったり、言葉で表現することをずっと忘れないようにしたい。


最後に、欠点について。 

人間、誰しも欠点があると思いますし、夫にもあると思うんですが、じゃあ欠点は?と聞かれたら、別にこれといって思い浮かばないんですよね。

でも、これは夫が完璧な人間だと言いたいわけではなくて、私が「欠点を欠点として見なしていない」というだけのことだと思ったんです。

第三者の視点で見れば、人によっては欠点として挙げられる夫の性格の特徴っていくつかあると思うんです。

でも、それは私にとっては特に大きな問題だと思わない部分なので、欠点というほどのことだと思ってないっていうか。

こうやって書いてたら、やっぱりノロケじゃないかと思われたかもしれませんが、夫に改善してほしいところや要望は色々とあります。

例えば菓子パンやジャンキーなものを食べ過ぎとか、お風呂はシャワーじゃなくて湯船に入ったほうが良いとか、予定よりいつも遅れるから余裕をもってやってほしいとか…

夫も私に対してそういうの色々あると思うのでお互い様ですが。

とにかく、相手が完璧だ、不満がないって思っているわけでは決してないです。

でも、うまくやっていけていると思っています。

結婚されている皆さん、日々の生活で色々あると思いますが、改めて相手の好きなところを考えてみるとまた新たな発見があるのではないかと思います。

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雑記

Posted by やよい