地元を離れて都会に暮らす独身女が思うこと。その3~GW帰省編~
こんばんは。
GWも終わってしまいますね。
私はこの土日はすでに仕事の香りがする通常営業の土日でしたが、まだほんの少しGWの余韻を味わっており、エモい(って言葉を使ってみたけど若者っぽくてしっくりこない)記事を書こうとしてます。
以前同じタイトルの記事を読んでくださった方にしてみたら「そのトピックまだ終わってなかったんかい!」って感じですけど、結論が出ない限り続けます。笑
前の記事なんて見たことがなくてもタイトルでお察しかもしれませんが、私は地方出身者で、大学時代に出てきて以来ずっと暮らしているここ都会に根っこが生えてしまったアラサーです。
すでにタイトルでお察しかとは思いますが、GW、地元に帰省しました。
その1、その2で書いた通り、これから地元に帰るかを含め、私は今から一体どこでどうやって生きていくのか、どうしたいのか、ということを本当に迷っています。
前から迷っている迷っているとは言っていたし、漠然と「どうしよう」という思いはあったけど、夏くらいまでに今の仕事を辞めるつもりだから身の振り方を現実的に検討しなくてはならない、という事情が大きな理由かと。
最近、もしかしたら私は「地元に帰る」寄りの考えになってきているのかもしれないとうすうす感じている。
よく言いますよね。「〇〇しようか迷っているんだけど、どうしよう」って悩んでいて人に相談しているときは大体、心の中ではそれをやるほうに8割がた傾いていると。私も今はそう。「もしできれば帰ろうかな、私たぶん帰ったほうがいいな」と思ってるんじゃないかなって。
今回帰省したとき、ここでは絶対に見ることができないとても綺麗な夕焼けを見た。
なんか変な話だけど、あ・・・帰ろうかな。って、そのとき思ったんです。
地元も悪くないかなって。自然もあるし、空気も水もおいしいし、食べ物も。
別に何も田舎を毛嫌いしてるわけじゃない。地元に何か恨みがあるわけでもない。そういう面から言えば、私は別にここに戻ってきてもいいかなと思った。
ただし、一筋縄ではいかなくて。気持ち的には「(今は)帰りたくない」と思う面も結構あることは明らかで。その理由は前回の記事で書いた通りなのでいまは詳しく書きませんが、とにかく気持ちの面では私はまだあまり気が進まないんだろうなということも、なんとなく自分で気づいている。
メリットもデメリットもどっちもあって、前回書いた通り、どっちも両方を取ることはできない。「あんたが帰ってくるならこの家建て替えするけどね。でもそうじゃないなら、ここはもう、誰も住まなくなるんだね」と両親が先日言っていた。
つらかった。実家がなくなってしまうのは、本当にやるせない。つらい。
別にプレッシャーかけようと思ってそんなこと言われたわけじゃないのはわかってたけど、これ以外にも響く出来事はたくさんあり。
大学の時も、社会人数年目のときもまだあまり考えていなかったけど、「親のことを置き去りにするわけにはいかない」という気持ちがぐんぐん出てくるわけなんです。それに、地元に帰って家族と一緒に過ごすとやはり家族の尊さというものを思い知らされます。
一人の家に帰ってきて虚しくなることなど、20代前半のときは絶対になかった。
ところが今は、私は何が楽しくて毎日こんなところで一人でやってんだろうか、っていうくらいの気持ちになっている。「一人暮らし」と「誰かと暮らしている」の精神的な安定度は違うなと思い知らされています。
「うちは家庭の雰囲気が悪いので逆に家族といるのはストレス」という人もいるかもしれませんし、一人でいるほうが好きな人もいる、と思われるかもしれません。それに、一人暮らしの解放感とかそういうのものもあるので、完全にどっちが圧勝とかそういうことを言いたいわけではないのですが。
でも、久しぶりに実家に帰って、誰かと一緒にいるという圧倒的な安心感や安らぎというものを味わってしまって、帰ってから泣いてしまいました。
今の暮らしが少々ストレスフルだから、というのもあるかもしれない。現状に満足していないから余計に家族から離れて一人になったことに対する虚しさを感じたのかも。
それでもなお、煮え切らない気持ちは何なんだろう?とこの土日でまた考えました。
今、仕事辞めるならこれを機に地元に戻ることもできる。でも。
たぶん、私は今帰ったら後悔の念がズルズル残る気がする。
私は、まだここでやりたいことがある。
まだ、仕事でこれをやったという実感を得ていない。もっといろんなものを見てみたい。いろんな世界を知ってみたい。
私、ここで何もできていないまま帰ってしまうのはいやだ。
じゃあ、地元では新しい世界を知れないのか?何も挑戦できないのか?それは変じゃないか?気持ちの持ちようじゃないのか?
そういう反論があると思う。
確かに、別にここでなくてはいけない絶対の理由があるわけではない(し、なんとなく理由はある気がするけどうまく言葉にできない)。その場所その場所で自分のやりたいことをやろうとすることも必要だと思う。確かにそれはその通り。
じゃあ、やりたいことって具体的に何さ?って親に言われた。
ここで「私はどうしても東京にある〇〇ってお店があって、そこに修行に行くことにしたのよお父さん、どうしてもここでやりたいの」とか、そういった具体的かつ建設的な話があればよかったんだけど、別にそんなものは何もない。
前から言ってますが、こっちに結婚の約束した人がいるわけでも彼氏がいるわけでもありません。
自分でも書いてておかしくなるけど、そういう超具体的な理由があるわけじゃない。
もちろんやりたいことはいくつかあるし、できればこの会社に入りたいというところも一応ある。でも必ずしも叶えられることではないし、いずれもボヤっとしすぎていて、現実味を帯びたものとは言いにくい。
でも、本当に笑っちゃうけど、まだ帰りたくないんです。
地元に帰って、ああここ居心地がいいかもって、
今までより強く強く思ったにもかかわらず。
「よくわかんないけど、なんかやりたいんです」とか、まるで高校生みたい。
私も18歳だったら「まあやってみれば?」って言われてたかな?
でもね、いったい、今いくつだと思ってんのよ。
ねえ、18歳のときから10年も経ったんだよ?でも中身は、高校の時のあんたとほとんど同じなんだからさ。
10年たってもまだ子供みたいにここにいてさ、
「やりたいこと?よくわかりません」って言ってるの、知ってた?
笑っちゃうよね。
ディスカッション
コメント一覧
地方出身で東京暮らしのアラサー(というかover30)です。
お気持ちわかります、というとおこがましいですが、私も同じことで悩んでいたので大変共感しました…。
私の場合は東京暮らしに限界を感じ、社会人6年目にして帰郷、2年ほど田舎で働きましたが
やはりもう一度東京で働きたいという想いが強くなり、再び上京しました。
ある意味独身だからこそできることです。笑
故郷でエネルギーを補給したことで、
結局どこにいても、自分の気持ちの持ちようなんだな…と思えるようになりました。
まだここでやり抜きたい気持ちと、故郷にひかれる気持ちと、
なかなか整理がつかないかもしれません。
なぜか涙が出てくるとか、仕事のストレスで眠れないとか食欲がないとか
ご自身のからだのサインは見逃さないでくださいね。
どうか無理はなさらずに…!
やよいさんにとって良い選択肢が見つかることを陰ながら願っています。
エンドウさん
こんばんは。お返事をうまく投稿できていなくて、遅くなってしまいました。コメント本当にありがとうございます。
エンドウさんも地方ご出身でいらっしゃるんですね。独身だと余計に、いろいろと葛藤が多いですよね。一度帰られて東京に戻ったとのこと、私も帰ったらそうなりそうだなあ、と思いました。
エンドウさんのおっしゃる通り、どこにいても気持ちの持ちようかもしれません。どっちを取っても結局は自分がどう生きるかは自分が決められるのだから、どっちでも自分次第なんじゃないかな?と最近は思いつつあります。そういう意味では、迷っているふりをして、自分は選ばなかった選択肢のせいにしたいのかもしれないなあ…と。
ありがとうございます…!
最近、少し仕事が落ち着いてきたので無理せず休むこともしようと思っています。
そして、励ましていただき、とても温かい気持ちになりました。ありがとうございます。
どうするかまだわかりませんが、また結論が出たらここで書こうと思います。
初めまして。
地方出身今は東京で働くアラサー手前の者です。
以前、『地元を離れて都会で働く独身女が思うこと。』シリーズを読んで大変共感し(20代前半は無駄にバリキャリ思考なども含め) このような思いは自分だけではないと励まされながら拝見しました。
今年に入って地元に帰るか問題で悩まされ、涙が溢れ考え出したら夜も眠れず。携帯を開き「地元に帰る」でググってやよいさんのブログに飛びコメントさせていただいてます。
私も今の仕事がかなりハードワークでストレスが溜まっていたので、一人暮らし7年目で安心した環境に対する恋しさで単なるホームシックではないか。
とりあえずストレス爆発寸前の現在の仕事は夏で辞めようと決意しました。
また、私には一年半お付き合いしている彼がいます。(彼は生まれも育ちも東京)
彼は結婚に対してとても前向きで、私が退職すると共に同棲しよう(結婚前提で)と話も進めてくれています。仕事を辞めると決意するまでは結婚も地元に帰る事も彼との今後も。何1つ決断できずにいたのですが、
今は少し結婚に対して前向きに考えられるようになっていました。
ですが、それでもこの状況になっても地元にも未練タラタラです。地元に戻って結婚した方が両親は安心だし親戚も喜びます。自分が年老いた事を考えても親戚も近くにいる環境でのんびり過ごした方が幸せなのかもと。50年先のことまで想像してしまいます。
都会生活の便利さ情報の速さ、柔軟な考え方はとても好きです。
正直、まだ今は便利は都会生活がいいです。
地元の車生活、たまに見るからいいと思えるだけで見飽きた町並み。
冷静に考えた時にわたしの地元に対する執着は家族と親戚と友達がその土地にいるから。
自分がこんな想いを抱えながら上京生活を送っているのであれば、子孫にはこのような想いをさせず東京で子供を作って当たり前の環境を作ってあげた方がいいのではないか。
・
東京で結婚しても、両親を心配する気持ちや地元に対する未練は一生消えないと思います。
彼は両親が近くにいて羨む想いを今でも抱いてしまうので、子供ができたら実両親にすぐ見せにいってあげられる環境の方が親孝行だとも思いますし。
正直、なにが正解か分かりません。仕事はひと段落したとしても。結婚前提の彼氏がいても。
地元に対する想いは変わりません
結局わたしはワガママなだけなのかもしれません。
yapiiiさん、コメントありがとうございます。お返事したつもりができていなかったようで、大変遅くなって、ごめんなさい。
以前の記事も読んでいただいたとのこと、ありがとうございます。私は結婚相手すらいないですが、yapiiiさんの立場だったら全く同じように考えるだろうと思って拝読しました。結局、どちらかを選ぶことしかできないし、とても苦しい思い、共感します。
最近、地元に帰るか否かということでとても迷っていることをある人に相談したのですが、「地元に帰らなきゃ親孝行はできなくなる」「今の環境にいなければ都会生活のような新鮮さを味わえなくなる」という0か100かみたいな考え方になるのはなんでだろう?地元に居続けなくてもできる親孝行の方法はいくらでもあるし、都会に居続けなくても自分のやりたいことができる方法はあるよね、と言われました。
彼氏さんがご結婚に前向きとのこと、喜ばしいことですね(yapiiiさんがどう思っているかも知らずにごめんなさい。でもとても素敵なことだと思います)。地元への想いが変わらない気持ち、あるかもしれませんが、少しでも気持ちの整理ができますように。