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「嫉妬」という魔物

以前から書こうと思っていたテーマなのですが、なかなかまとめられずにいました。

 

最近「嫉妬」と向き合うことが多々あります。

  

以前、何かの記事で書いたかもしれませんが、私はたぶん人よりも嫉妬という感情を持ちやすいタイプなのではないかと思っています。

理由は、「自分がいちばんでいたい」という欲求が(幼少の頃から)人よりも強かった気がするから。

 

人によっては「そんな風に思ったことないわー」という方もいらっしゃるかもしれませんが、最近よく思うことを書いてみます。

この年になって嫉妬に巻き込まれる機会が多いのはやはり一番は恋愛絡みではないかと。異性に嫉妬するというケースもあるでしょうが、自分の同世代界隈で起こっている「嫉妬」とは、対・同性に対する嫉妬が多い気がします。

 

そもそも、直接恋愛が絡んでいない場合であっても、どこか女同士ってギスギスすることってありませんか?

私は正直、会社内に、自分と年が近くて比較的外見的特徴だったり内面が似ている人がいればいるほどギスギスしてしまう気がしています。この現象ってなんだろうとぼんやり思っていましたが、最近よくよくわかった気がする。

ギスギスというのは必ずしも「仲が悪い」とか「関係がうまくいっていない」とかそういうことではないんです。普通に良好な関係であっても、その中に嫉妬という感情が渦巻くというケースも多いのではないかと…特に20代や30代のうちは。

 

 

嫉妬しやすい対象って、基本的に自分のコンプレックスに関連があると私は思っています。 だから、人によっては年が離れているほうがギスギスするのでは、という人もいるかもしれません。(若さに絶対的なアドバンテージを感じているとか、過去にトラウマがあったりなど)

なので嫉妬しやすい対象が人によって個人差はあると思いますが、私の場合、年が離れていれば「戦う土俵が違うので、まずそこで力量を比べられることは少ない」というふうに思います。

例えば5歳以上年が離れている人って会社内でのポジションも違うし、同じ目線で比べられることってあまりない気がする。

例えばアラサーの私がいる部署に新卒の女の子が入ってきたとして、「若い子がきて引け目を感じるな」と嫉妬に近い感情を持つこともあるとは思いますが、それは仕方がないことですよね。

その人のほうが若いんだから自分よりも若々しいのは普通だし、その人が自分よりも周りからちやほやされていたとしても「こんなに年も違うし、そりゃ○○さんは22歳で若いからそうなるよね」とある意味納得はすると思うんです。

同じように、自分が新卒のときにアラサーの先輩のほうが立ち回りが器用で仕事もできて、自分と比べてしまうということもありましたが、それも「年の差がこれだけあるんだから、当然といっちゃ当然」というふうには思えます。

 

でも、自分とほぼ年齢や入社時期が変わらない同性だったらどうでしょうか。

やることなすこと、すべて比べられやすい気がするのです。

それは「どちらが優秀か」といつも周りに品定めされているという意味ではないし、比べるっていうのは悪い意味だけで言っているのではないですが。違いが目につきやすいと思う。

それはなぜかというと似ているからですよね。同じ土俵にいるというか。

その相手と何か勝負していることが前提なわけじゃないので「土俵」っていうのもおかしな話ですが、不思議なことに無意識のうちにライバル意識みたいなものを多かれ少なかれお互いが持っている、そういう面ってかなりあると思うんです。

(これは男性対男性でもあるように感じますが…)

 

 

だからかどうかはわからないのですが、私って「自分と性格がとても似ている」と思う人よりも「自分とは性格は全然違うな」と思う人に仲良しの人が非常に多い気がします。10代の頃からそうでした。

恋愛でもそうで、自分と見た目の雰囲気とか性格が割と似ている人は、本当は一緒に合コンとか行きたくありませんでした。

なぜかは言うまでもないですが、似ている人と比べられたら「自分はこの人よりも劣っているのではないか」と自分が感じた(または感じさせられた)時に、より傷つくし辛いから。

 

普段の生活でははっきり「勝ち負け」みたいな概念が生まれる場面は少ないけど、恋愛では基本的には一人の男性がいたらその人は恋愛相手は1人しか選べない。必然的に勝ち負けみたいなものが生まれてくる。

だから「自分以外の女の人が選ばれるのではないか」と思わせられる場面があったとき、人は焦り、嫉妬の感情をもちやすいですよね。

自分がずっとその人にとっての一番でいたいからこそ、そうなったら嬉しいし、逆にそうだった立場が逆転することも恐れる。

 

そういうとき、自分と似ている人が選ばれたほうが辛い。

全然自分と違うタイプの人が選ばれたら「自分みたいなタイプは好きではなかったんだ、自分には自分の個性があるけど、ああいうのが好みだったら仕方ないな」と自分を楽にすることもできるけど、自分と似ている人が選ばれた時のショックは半端ない。「自分とあの人は似たタイプだと思うけど、私よりあの人のほうが上だったのか」とはっきりと「敗北した」感じが生まれるからだと思う。

だから自分と似ているタイプの友達から逃げているわけでは決してないですが、無意識に自分と割と似ていないタイプと仲良くなるのは、ある程度これと関係ある気がしています。

 

会社内でも、例え相手に恋愛感情などなくても、ある程度人としての好感をもっている(というか自分が嫌いではない)男性同僚からの評価は実は割と気になるもんなんだなと思います。

例えば、自分と同世代の女性同僚のほうが仲良くしていたり、ちやほやされている感じがあれば(何も自分がそうされたいわけではなくても)焦ったり、居心地が悪いと感じてしまいます。

これを仕事で挽回できればいいけど、仕事でも内面でも勝てないわ…みたいに思ってしまう場面があると、本当に居心地が悪い。

 

 

私は会社内の人と付き合っているので、相手が女性同僚やお客さんと雑談して笑っているのを見ただけで、いちいち心がザワザワしてしまう。

はっきり言って「ちょっとは好意を持っているのでは」と思ってしまうような態度を取っているように見える女性も少しいます。

 

でも、これはその瞬間に限ったことではないし、これからもそういう場面は結構あると思う。そのとき我慢できたら終わりじゃないし、人間社会で生きていく以上、そして相手がある程度モテる人であれば余計に、こういうのは一生続いていくと思うんです。

今回に限らず、学生時代は特にこういうことが起きやすいので心配でしたが、今のほうが心配なのはなぜだろう…と思ったりしています。

学生のときは自分たちが付き合っていることを特に隠してはいなかったから、よっぽど肉食系の子じゃなければ彼氏にモーションかけてこなかったからかもしれません。

彼にだってこれから、今以上に多い人数の同世代女性と接する機会があると思います。新しい同世代社員だってこれからたくさん入ってくるだろうし、仮に彼が別の会社に行ったって女性はたくさんいる。

とはいえ、相手のことを独占して束縛したいわけではないのも本当に事実。(恋愛相手としては独占したいけど)

相手にもたくさんの人とコミュニケーションを取ってほしいし付き合いも続けてほしいし、私もそうするつもりだし。

それは嘘ではないんです。

 

 

でも、自分に絶対的な自信があるわけではなく「自分が一番」であり続けられるかどうか不安になってしまい、より強い嫉妬心に結びついてしまうことが悪いループだな…と最近思っている。

感情なので仕方がないことなのだけど、嫉妬は魔物である、と今身をもって感じています。これ自体は感情なので自分の問題であって他の人に何か影響を及ぼすことはないけど、使い方によっては身を滅ぼすことになりかねないものだから。

とにかく重要なのは、自分が嫉妬に潰されることが一番いけないんですよね…

 

 

「もしかしたら心が揺らいでるんじゃないか」とか「こんなに仲良くしてて私よりもこの子に対してのほうがこんな話をしてた」とかそんなことを考えすぎて、自分の健全な心が奪われないようにしたい。

自分なりには「この場面は」これでいいや。と思うようにした。

今は私は彼としゃべれないけど、そのかわり私は他の女の子と違って仕事以外でデートしたり好きなだけ喋ったりできるんだから、「仕事のときは」これでいいや、と思うことにしてなるべく他のことに集中している。

 

 

それから、墓穴をほってしまいがちなのは、このことを巡っての相手への対応。

相手によっても違うけど、この嫉妬の感情を口に出さなすぎるのもよくないし、出しすぎるのもよくないし、言い方も非常に気をつけるようにしなくてはならないと思う。

「モヤモヤする」って正直に言ってしまうとスッキリするけど、仕事なのにとムッとするかもしれないし、あるいは心配かけちゃいけないと思って変に気を使うようになってストレスになるかもしれないし、逆にそう言われたことによって相手の女の子を意識してしまうかもしれない。

 

大事なのは相手によってどの対応がいいのか考えることかな…と思います。

言ってほしいという人もいるかもしれない。これは非常に難しいけど。 

 

とはいえ、どの相手にもいえるのは「心配しないで」と言ってもらいたいからって嫉妬の感情を伝えすぎると相手がうんざりするということ。

 

自分の中で解決できるようになるに越したことはない。

この人は自分の信頼を裏切ったりしない人だと思った人を選んだら、あとは相手のことを信じられるように自分が強くなること。

 

嫉妬が恋愛のスパイスになるのも事実かもしれないけど、パートナーに対する嫉妬の対処法はそれに尽きるのではないかと思った。

 

私の場合、自分がそう思えるようになるためには、自分を磨く方向に転換していくことや相手とのコミュニケーションを深めていくことくらいしか今のところは思いつかない。これから考えていこうと思う。

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